ハワイ大の投打二刀流で、現在は米大学サマーリーグの最高峰ケープコッド・ベースボール・リーグ(CCBL)のオリーンズでプレーする武元一輝投手(21)がMLBドラフト2日目の14日(日本時間15日)にアスレチックスから19巡目60番目で指名された。

 この日、CCBLは試合がなく、武元はホストファミリーと「全くどこか分からへんビーチ」でオフのひと時を過ごしていた。しかし現地午後6時30分頃、自身が指名されたことが発表されると状況が一変。大騒ぎになった。本紙の電話取材に落ち着いた口調で「これからがスタートやと思います。頑張ります」と抱負を語ったが、その直後に「あ、すいません、(大阪の)父から電話が入りましたので、また改めさせてください」。LINE電話やメッセージが続々と届いている様子だった。

 智辯和歌山高では1年夏からベンチ入りし、2年夏の21年には全国制覇を経験。武元の性格やポテンシャルを熟知し、米国の大学留学を後押しした中谷仁監督にもうれしいニュースとなったはずだ。後輩たちにも刺激になるだろう。

 日本選手がMLBドラフト指名されるのは23年に11巡目(全体329番目)でホワイトソックス入りした西田陸浮内野手(24)以来6人目だ。