メジャー3年目、レッドソックスのセダン・ラファエラ外野手(24)は5日(日本時間6日)時点で打率2割5分2厘、6本塁打、25打点だが、現在8試合連続安打中で打率4割1分2厘、4本塁打、6打点と好調だ。

 3日(同4日)のエンゼルス戦では1―3の6回無死一塁、菊池雄星投手(33)から内角高めのスライダーを捉えて同点2ラン。菊池は3ボールからの被弾に「カウントを悪くしたのが全て」「狙われて、かち上げられて、それは仕方がないです」と振り返った。一方、一振りで仕留めたラファエラは「スライダーでストライクを取りに来ると100%思った」とニヤリ。読み勝ちだった。

 4日(同5日)のエンゼルス戦では9―9の同点で迎えた9回一死一塁から4番手左腕バークの初球、甘く入ってきた86・7マイル(約140キロ)のチェンジアップを右翼ポール下、ギリギリで右翼スタンドに飛び込むサヨナラ2ランを放った。同一カード3連敗を免れた価値ある3試合連続本塁打は飛距離308フィート(約93・9メートル)。フェンウェイ・パーク以外の29球場では本塁打にならない奇跡の一発だった。

 好調のきっかけとなったのは先月末、遠征先のミルウォーキーで監督室に呼ばれ、アレックス・コーラ監督(AC)から「アドバイスを2つほどもらったこと」だと明かす。具体的には「引っ張らずに打つこと」で、「コンタクトするポイントを(少し捕手寄りに)動かすこと」を意識するようになった。

 コーラ監督はエンゼルスとの3連戦中、「セダンは(逆方向の)右にも打てるポテンシャルがあるんだ」と説明していたが、その通りのことが起こった。ラファエラは「ACは毎日、みんなを後押ししてくれている」と話した。

「キクチはストレートかスライダーが基本。状況によってはスライダー1本に絞る。(サヨナラ本塁打は)チェンジアップが初球に来ると確信していた。自分がこれで何を打って、何が打てなかったのか、(打撃の)スキルも大切だが、考えることも重要。結果を残すためには、(選手は)賢くならないといけない」

 2年目で中堅のレギュラーをつかんだラファエラが3年目にどう飛躍するか楽しみだ。