頼れる猛虎助っ投が「打倒G」へ敵意をむき出しにしている。阪神のジョン・デュプランティエ投手(30)が19日に甲子園で行われた投手指名練習に参加。キャッチボールや投球練習で汗を流した。

 ここまで防御率1・00と圧倒的な数字を残しながらも、味方の失策に泣かされるなど1勝止まり。次回は今季2勝目を目指して22日の巨人戦(甲子園)に登板する見込みとなっている。

 そんな右腕は虎加入1年目ながらも「伝統の一戦」の重みや、その注目度をひしひしと感じているようだ。「東京(ドーム)でも球場の雰囲気が他(の球団)と違うと感じたし、ロッカールームでもその感覚を感じ取っていたよ。みんながジャイアンツ相手に絶対勝つってやっているから、スイッチが入ってるところは見えるね」と明かす。

 さらには巨人を象徴する球団カラーのオレンジ色を敵対視するなど、生粋の虎戦士ばりに「G倒」へ闘志をメラメラと燃やしている。「例えばオレンジ色の物を身につけたりしている選手がいたら、自分の中であまり好きじゃないというか、絶対に抑えてやるっていう気持ちも出てくるね」と断言。

 デュプランティエも含め選手たちが打倒Gへの熱量を高めていることが、奏功しているのだろう。今季の対巨人戦でチームは7勝2敗と5つの貯金をつくっており、抜群に相性がいい。巨人戦9試合で防御率2・03と投手陣が安定した成績を残しているだけでなく、打線も44得点と大爆発している。

 他球団関係者も「『今年の阪神は『巨人戦でどれだけ打つの』っていうぐらいに打っている。甲子園と東京ドームで1試合ずつしか勝っていないし、覚醒しすぎ」と頭を抱え込む。

 2位・広島には1・5ゲーム差をつけ、リーグ首位を堅守する猛虎軍団。本拠地3連戦でも宿敵をなぎ倒すことができれば、もう手がつけられなくなるほどのジェット気流に乗っていけそうだ。