空前の〝大谷バブル〟の到来だ。ドジャースとカブスによる開幕シリーズが18、19日に東京ドームで開催される。大谷翔平投手(30)らドジャースナインも13日に来日し、国内には早くも熱気が充満している。開幕戦前の練習試合を含めて計6試合が行われるが、抜群の注目を集めるだけにスポンサー料も〝暴騰〟。NPBの実に「140倍」にも上る衝撃の相場とは――。
いよいよ決戦の時が近づいてきた。ドジャースでは大谷をはじめ山本由伸投手(26)と佐々木朗希投手(23)、カブスからは今永翔太投手(31)と鈴木誠也外野手(30)の5選手が日本に凱旋。開幕戦からメジャー初の開幕投手を務める山本と今永の投げ合いや大谷 vs 今永、山本 vs 鈴木など見どころ満載だ。
注目度の高さは抜群。今や大谷らを顔とした開幕シリーズの広告を街で見かけない日はないほどだ。今シリーズは公式戦の2試合だけでなく両チームとも15、16日に巨人、阪神とそれぞれ2試合ずつプレシーズンゲームを行う。全6試合となる同シリーズを支援するスポンサーの広告料がとんでもないことになっている。
同シリーズでドジャースとカブスのナインがかぶるヘルメットには、MLBと新たにオフィシャルパートナー契約を結んだ日本のIT企業「SCSK&ネットワンシステムズ」のロゴマークが掲出される。広告事業に関わるMLB関係者によると「契約は2年間ですが、東京シリーズのヘルメット広告のスポンサー契約金額は約800万ドル(約11億8000万円)と聞いています」という。
高額なのは分かるが、いったいどれほど破格なのか。NPBと比較するといかに異常な金額かが浮き彫りになってくる。
日本の12球団も契約を交わした企業広告をヘルメットに付け、スポンサー収入を得ている。ただ、その相場は「年間2億~3億円程度」とされる。公式戦の全143試合を想定して算出されているものだが、今回は2年契約ながら短期間のシリーズ限定だ。
1試合あたりに換算すると、NPBではおよそ「140万~210万円」で、開幕シリーズは実に「約2億円」。市場規模が異なるとはいえ、おおむね95倍から140倍近くに上る計算だ。
これほど価格が高騰したのは、今シリーズが日本だけでなくアジア、米国内など世界から注目される一大イベントとなっている証しともいえる。
前出の関係者によると、MLBでは広告掲示が段階的に緩和されてきたといい、2022年シーズンからヘルメット、23年からはユニホームも可能となった。ヘルメットについてはMLB機構側が管理し、収益は全30球団に平等に分配されるシステムになっているという。
掘れば掘るほど湧き出る〝大谷バブル〟によるジャパン・マネー。今回の開幕シリーズを主催するMLB機構も、しっかりと恩恵にあずかっている。












