ドジャースの大谷翔平投手(30)は2日(日本時間3日)にアリゾナ州グレンデールでのホワイトソックスとのオープン戦に「1番・DH」で先発出場し、4回に2試合連続の中前打を放った。直後、昨年、話題になった儀式を“空振り”するも2打数1安打だった。オープン戦初打席で本塁打を放つなど、打者としては調整は順調だが、番記者が注目しているのは投手復帰。2度目の右ヒジ手術後、どんなパフォーマンスを見せてくれるのかと興味津々だ。
まさかの光景が繰り広げられたのは4回先頭の2打席目だった。2番手のマイナー右腕アダムスの初球、内角高めの90.2マイル(約145キロ)カットボールをライナーで中前にはじき返した。ファンは一塁に到達した大谷の行動に注目。昨年はマッカロー一塁コーチ(現マーリンズ監督)とヘルメットをぶつけ合う「ヘッドバンプ」が恒例だった。
しかし、この日、一塁コーチを務めたのは新任のクリス・ウッドワード・コーチではなく、マイナーのブリス打撃コーチ。儀式を知らなかったようで大谷が左に首を傾けたものの、スルーされて空振りし、右肩に当たった。中継したSportsNetLAもすぐにリプレーしたほどだ。
続くT・ヘルナンデスの三ゴロでは二塁で封殺されるもケガの予防で手を突かない新スライディングで滑り込んだ。
初回先頭は相手先発のマーティンと対戦。フルカウントから7球目、外角低めの83.1マイル(約134キロ)のスライダーを自信を持って見送るも判定は「ストライク」で見逃し三振だった。
昨年、史上初の「50―50(54本塁打―59盗塁)」を達成した大谷。米データサイトのファングラフスのデータ予測システム「Steamer」はともにナ・リーグトップの43本塁打、104打点と予想しており、打者としても大暴れしそうだが、今季の注目は投手復帰だ。ヒジを2度手術した後に活躍しているのはレンジャーズのイオバルディ、カブスのタイヨンら多くはない。しかし、メジャー移籍後、球界の常識を超えてきただけに、ドジャースの番記者も期待している。
米スポーツサイトのファビアン・アルダーヤ記者は「大谷は2度目のヒジの手術からの復帰がどうなるかの注目度が高い。これまであまり成功例は出ていない難しさの中でどう戻ってくるのか、常にダウト(疑い)を払いのけてきた彼が何を見せてくれるのか」と語った。
オレンジカウンティー・レジスター紙のビル・プランケット記者は「個人的に一番見たいのはやっぱり大谷が投げる姿かな。打者としては最高レベルの選手が、2度目のヒジの手術を経てどれだけのピッチングを見せてくれるのか、すごく楽しみだよ」と目を輝かせた。
ロサンゼルス・タイムズ紙のジャック・ハリス記者も「ブルペンでは順調そうだね。ワインドアップの調整にも取り組んでいるし、チームとしては今の状態に満足してると思う。開幕戦には打者としては問題なく出場できるだろうし、投手としてもそこまで遅れずに復帰できるんじゃないかな」との見解だ。
マウンド復帰は5月の見込み。2年ぶりの投打二刀流での「SHO―TIME」が待ち遠しい。












