第106回全国高校野球選手権大会第14日(23日)の決勝戦は、京都国際が関東第一(東東京)を延長タイブレークの末、2―1で破って初優勝した。

 マウンドで2年生左腕・西村の万歳ポーズを決めると、全選手が集まって勝どきを上げた。スコアレスで迎えた延長10回、京都国際は満塁から押し出し四球で待望の先制点を上げ、無死満塁から三谷(3年)の犠飛で追加点。エース中崎(3年)からマウンドを託された西村はその裏の攻撃を1点に抑えて歓喜をもたらした。

 小牧憲継監督(41)は「ほんとにすごい子供たちだなってもうひたすら感動しました。精神力、気持ちの部分、ここは負けたらアカンということをずっと言い続けて、ホント足が震える場面だったんですけど、全員で強い気持ちを持って攻めてくれた結果と思う。こんなオッサンに素晴らしい夏休みをもらえたな、ともうホントありがとう、の一言です」と選手に感謝の言葉を並べた。

 9回を4安打無失点の好投を見せた中崎も「低く丁寧に集められたと思う。100点です。西村と2人でマウンドを守ってきた。最後も2人で守りきろうと言っていたので、(最後は)西村を信じて見守っていました」と汗を拭い、主将の藤本(3年)は「今ここに立っているのが夢みたい。ほんとにほんとに夢みたいで頭が真っ白で言葉が出てこない」と大観衆の拍手をかみしめた。