第96回選抜高校野球大会の甲子園練習が5年ぶりに再開され、初日の13日は第3日第1試合で創志学園(岡山)と対戦する21世紀枠の別海(北海道)が汗を流した。
憧れの聖地での練習を終えた島影監督は「やっと来れた場所ですので楽しもうと言っていた。雰囲気をいろいろと見ながら楽しんでくれたと思います。表情はいいと思うが、動きはよくないですね。遠征が続いていたりで疲れが出てきていると思う。試合までに調整していけば何とかなるんじゃないかと思います」と選手の奮起に期待した。
部員数19人。酪農が盛んな町で人の数より牛の数の方が多い。冬場は雪をしのぐ農業用のビニールハウスで練習を続け、地元の協力を得ながら最東地から聖地にたどり着いた。厳しい環境ながら「土のグラウンドで公式戦をやるのは初めて。打撃練習を外でできないから基礎練習はやってきた。野球の感覚は失わないようにしないといけない。北国だからこそ徹底してできることがある」と取り組んできた。
島影監督は朝3時に起きて3時半から家族が経営する地元のコンビニで働き、フライドチキンやおにぎりを作り、夕方から野球部の指導に当たる。生活サイクルがしみつき、関西に来てからも早朝に目が覚めるという。「慣れてしまえばね。6時間寝れたら大丈夫。習慣なんでこっちに来てからも3時半に起きます。やめちゃうと起きれなくなったら困るんで」と笑顔を見せる。
実績のある門馬監督が率いる創志学園については「出場校中、僕らが一番弱いと思ってやっている。どこが相手でも強い。間違いなく向こうは振ってきて走ってくる。かき回されないように最少失点でいけばこっちのペースに持ち込めると思う」と相手にとって不足なし。大物食いの朗報を地元に届ける。












