レッズのスター選手として活躍したレジェンドのジョーイ・ボット氏(43)が「ソトとハーパーは給料が安すぎる」と発言して波紋が広がっている。労使協定交渉で年俸総額に上限を設けるサラリーキャップ制導入をめぐって機構側と選手会側が対立する中、メッツのフアン・ソト外野手(27)とフィリーズのブライス・ハーパー内野手(33)について驚くべき主張を展開した。

「2人は実力に見合う給料を受け取っていない。これは(スコット)ボラスの戦いだ。球団オーナーにアンケートを取ってスーパースターたちに彼らの価値に見合った給料を払う気があるかどうか聞いてみろ。契約期間の長さは平均年俸を抑える為の手段だ」などとXに書き込んでいる。

 もともとパイレーツ系のブロガー、コディ・ダンカン氏がボラス氏が代理人を務めるソトとハーパーを例にあげ「低年俸チームへの配慮を装いながら、他の選手や球団のことは無視している」などと批判し、これにボット氏が「痛ましい投稿だ」と反論したもの。ソトは2年前に15年総額7億6500万ドル(当時約1147億円)のスポーツ史上最大の契約を結び、ハーパーも2019年に13年3億3000万ドル(当時約368億円)の大型契約を結んでいるが、もっと価値があるとの主張に違いない。

 しかし、ボット氏も現役時代の2012年に10年総額2億2500万ドルの長期契約を結んでおり、当時はトップクラスの高給取り。ダンカン氏にすれば自分も〝上位組〟だったことでソトやハーパー、ボラス氏に加勢していると批判している。

 新労使協定ではサラリーキャップ制の導入が最大の争点となっており、特にハーパーはコミッショナーのマンフレッド氏と激しく口論するほど導入に猛反対の立場を取ってきている。今回の論争がどちらに風向きが有利になるのか。