最速157キロを誇る横浜・織田翔希投手(3年)が卒業後にMLBを目指すと表明したことを受け、米メディアから有望株の流出が加速する可能性があるとして日本球界に警鐘が鳴らされた。

 織田は今夏に甲子園最速となる156キロもマークし、今月22日に開かれるプロ野球のドラフト会議では複数球団による1位指名が確実視されていた。だが、本人は夢の実現に向かうことを15日の会見で明らかにした。

 ドラ1候補がドラフトを経ずにメジャーを目指す異例の進路に、米メディア「ブリーチャー・ネーション」は15日(日本時間16日)、「過去にも多くの有望選手が同様の決断を迫られたことはあったが、NPBドラフトを完全に辞退し、国際アマチュアFA選手としてすぐに契約を結ぼうとする選手はいなかった。これは単発の事例かもしれないが、NPBが今後真剣に向き合わなければならない新たな事態の始まりとなる可能性がある」と報じた。

 織田がMLB球団とのマイナー契約を目指すか、米国の大学に進学するかは未定。国際アマチュア選手としてマイナー契約を結べるのは来年1月15日(同16日)以降となる。ただ、いずれにしても日本球界をスキップする形。同メディアは「1月15日時点で契約を結ぶ可能性が高い」としつつ「佐々木朗希級の注目を集めるのか、はるかに低いものになるのか。まだ見当はつかない。直感では織田は佐々木のような確立されたスターというよりも真の有望株という側面が強く、それほど大きな話題にはならないだろう」と占った。

 いずれにせよ、織田の選択が与えたインパクトは大きい。同メディアは「日本の有望選手が初めてNPBドラフトをパスするという事実? それだけでも大きなニュースであり、今後も余波は続くだろう。日本国内の反応はこれまで通りの賛否が続くだろう」と伝えている。