【卓球】「スポーツ王」で骨折の吉村真晴 Tリーグ関係者も“静観”の特殊事情

2021年11月06日 05時15分

一日も早い復帰が待たれる吉村真晴(東スポWeb)
一日も早い復帰が待たれる吉村真晴(東スポWeb)

〝静観〟の背景は――。卓球男子でリオ五輪団体銀メダルの吉村真晴(28)が、バラエティー番組の収録中に負傷し、物議を醸している。

 テレビ朝日は5日に来春放送予定「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」の収録中に吉村が肋骨を折ったと発表した。収録は先月31日に行われ、吉村は他競技を体験する企画でレスリングの技をかけられるよう、うつぶせになった体を反転させられた際に負傷。当初、企画に参加する予定はなかったという。

 これまで国際大会で何度も表彰台に立った吉村はメディアの露出に積極的で、同番組には過去にも出演経験がある。その根底には卓球を普及させたいとの強い思いがあることは想像に難くないが、今回の骨折は全治約8週間とみられ、自身の競技生活に影響を及ぼす可能性まである。

 現在、吉村はTリーグ・琉球でプレーを続けており、Tリーグ関係者は「琉球は11人いるのでメンバーが足りないという事態にはならないと思うが、(試合に)影響が出るかもしれない」と指摘。チームの次戦は12月で、吉村が出場できるかは不透明な状況だ。

 そうした一方で、所属選手の負傷にもチームからの発表はなく、Tリーグも「リーグの試合中に起こったアクシデントではないので、現状でコメントする立場にはない」(同関係者)。テレ朝が謝罪コメントを出したほか、当事者の吉村が自身のツイッターで「多くの方にご迷惑お掛けします。早く回復できるよう努めます」と述べるにとどまっている。

 では、なぜ周囲は〝ノータッチ〟なのか。卓球事情に詳しい関係者は「例えばプロ野球の場合、巨人の選手は試合以外も巨人の選手としての活動になると思う。でも、卓球は試合から離れると個人としての活動という意味合いが大きく、今回のようなケースは対応が難しい」。この背景には競技独特の受け止め方があるという。

 SNSではアスリートの扱いに疑問の声や、制作サイドに対する批判的な意見も見受けられたが…。まずは吉村が無事に復帰できることを願うばかりだ。

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