【新体操】フェアリージャパンが羽生結弦の〝魂〟継承 主将・鈴木歩佳「表現や見せ方は勉強になる」

2022年07月29日 06時15分

新シーズンの演技を披露したフェアリージャパン(東スポWeb)
新シーズンの演技を披露したフェアリージャパン(東スポWeb)

 羽生魂を継承へ――。新体操の日本代表「フェアリージャパンPOLA」は28日に、東京・世田谷区の日体大キャンパスで新シーズンの演技を披露した。2024年パリ五輪の出場枠が懸かる9月の世界選手権(ブルガリア・ソフィア)へ向け、フープ団体ではミュージカル「オペラ座の怪人」の世界観を体現。同曲は先ごろプロ転向を表明したフィギュアスケートの羽生結弦(27)が14―15年シーズンにフリーで使用しており、メンバーから「参考にしたい」の声が出ている。

 日本体操協会の村田由香里強化本部長は「一つの曲の中に緩急とストーリーがある。誰もがイメージしやすい」との理由で「オペラ座の怪人」を採用した。新主将の鈴木歩佳(ミキハウス)は羽生について「やっていましたよね。メンバーと一緒に見ようと思います」と今後の〝教本〟にする意向を示した。

 羽生と「オペラ――」は切っても切り離せない。ソチ五輪金メダルを獲得した翌シーズンの14年グランプリシリーズ中国杯、フリーの6分間練習中に他国の選手と激突し、顔から流血。本番は包帯を巻いて氷上に現れ、見事にファントム役を演じ切った不屈の精神を象徴するプログラムだ。

 鈴木は「(羽生の)表現や見せ方はとても勉強になる。参考にしたいと思います」と目を輝かせた。

 競技会の第一線から退いた氷上のプリンス。競技の枠を超えて〝妖精たち〟へ魂を伝承する日が来るか。

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