【体操】キング内村 世界新&五輪王手で「気力を振り絞って、今日のような着地まで求める演技を…」

2021年06月05日 17時41分

大技「ブレットシュナイダー」を決める内村航平(代表撮影)

 体操の五輪個人総合2連覇・内村航平(32=ジョイカル)が5日、全日本種目別選手権(5日開幕、群馬・高崎アリーナ)の種目別・鉄棒の予選で15・766点の世界最高スコアをマーク。圧巻の演技で東京五輪出場を巡る個人枠「1」の獲得に王手をかけた。

 だが、試合を終えると「ブレトシュナイダー(後方抱え込み2回宙返り2回ひねり)の反応が良過ぎたっていうか、ちょっと体が立った状態でのキャッチだった」と開口一番で反省の弁。

 17年6月に自身がマークした世界最高得点を更新したことには「出過ぎですよね(笑い)。自己採点だと、たぶんそこまでいってないんですよ。15・4とか3くらいだと思う」と笑顔を浮かべたものの「やっぱり自分の演技に満足ないしていない。終わった瞬間に振り返って、あそこ、あそこ、あそこ…って良くないところがすごく浮かんできた」と、究極の理想を追い求めていた。

 個人枠「1」を争う跳馬の米倉英信(24=徳洲会)は15・016点(2本平均)。選考レースで単独首位に立ったが「僕はお互いに頑張って、その結果だと思う。やっぱり自分の演技をすること以外は、必要以上に何も考えない方がいいかなと思います」と話した。

 決勝へ向けて「気力を振り絞って、今日のような着地まで求める演技ができたらいいかなと思います」とクールなキング。一時は「夢物語」と絶望した東京五輪はすぐ目の前にあるが、無の境地を貫いている。

関連タグ: