【東京マラソン】大迫VS設楽 五輪最後の1枠へ心理戦

2020年02月29日 16時40分

大迫と設楽(右)は目標タイムをパネルに記した

 またもや“らしさ”爆発だ。3月1日開催の「東京マラソン」に向け、大迫傑(28=ナイキ)が静かに闘志を燃やしている。

 昨年9月のMGCでは3位に終わり、代表入りを逃したが、今回自身の持つ日本記録を1秒上回る2時間5分49秒をクリアした上で日本選手最上位なら、残り1枠の代表に大きく近づく。

 ファイナルチャレンジでこの設定記録を誰も破れなかった場合は、大迫がそのまま代表入りするため「待つ」という選択肢もあったが「シンプルに言うと、目の前にあるチャンスを勝ち取りにいくというだけ」と目を光らせた。

 28日の会見でともに登壇した設楽悠太(28=ホンダ)、井上大仁(27=MHPS)とそれぞれの個性が出たのが目標タイムだ。設楽が2時間6分10秒、井上が2時間4分30秒という具体的なタイムを書くも、大迫は昨年に引き続き「??」と記入し「この質問が来て『ヨッシャ』と思った」とにやり。一方で6分台を記入した設楽だが、かねて「5分台で代表権を得ても、世界では通用しないので辞退もある」と語っていた。

 本心なのか設楽流のけん制なのか、すでに心理戦は始まっているようだ。

 いずれにしても残りの枠は1つ。フルマラソンでいまだ優勝経験のない大迫が狙う“文句なしの代表入り”となるのか、注目が集まる。