ベルギー1部シントトロイデンの〝韓国のメッシ〟ことFW李昇祐(イ・スンウ=23)が母国のKリーグに移籍する可能性が出てきた。
 
 李は今季出場機会がなく構想外となっている。そうした中、韓国の放送局「MBS」は「李は2022年6月に契約が切れるが、来年1月から自由に移籍交渉を進められる。李には水原のクラブが関心を寄せている」と報じた。

 スペイン1部の名門バルセロナの下部組織で育成され、日本代表MF久保建英(20=マジョルカ)とも比較されることが多く〝韓国のメッシ〟と評される李。プロ選手となった後は韓国クラブに所属したことはないが、復活を期して母国に戻ることを検討しているようだ。

 有力候補となるのが出身地である水原の2クラブ。強豪の水原関係者は「李が今冬にシントトロイデンを去ることを決めたと聞いている。李の状況を把握した段階で交渉したわけではない」としたうえで「動向を注視している。Kリーグ移籍の意思を明確にするなら交渉する」と獲得に前向きだ。

 また水原FC関係者は「李の年俸が思ったよりも高い。獲得は容易ではなく、水原FCは年俸を下げれば入団を推進できるはずだ」と条件次第で獲得に前向きな姿勢だ。

 韓国の至宝の動向に注目が集まる。