リバプール・南野が驚異の記録樹立 起用の幅が広がるか

2020年12月11日 13時57分

守備面の記録を樹立した南野(ロイター)

 イングランド・プレミアリーグのリバプールでプレーする日本代表MF南野拓実(25)に新たな役割が課されるかもしれない。地元紙「リバプール・エコー」は8日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ最終節のミッティラント(デンマーク)戦の分析記事を展開。その中で、南野が意外な記録をマークしたことが話題を呼んでいる。

 それは南野の〝本職〟ではない守備面のもの。データサイト「FBRef」によると、ミッティラント戦にフル出場した背番号18は相手へのプレッシングの数が37回に達した。これは群を抜いてチーム最多。今季のリーグ戦、CL全試合を通してもチーム最多記録だったという。

 南野はC大阪時代からFW、攻撃的MFで起用されても豊富な運動量で前線から守備をして、チームを助けてきただけに納得の数字と言えそうだが、これがユルゲン・クロップ監督(53)の南野起用法の幅を広げる可能性が指摘されている。

 南野はミッティラント戦でFWサディオ・マネ(28)のパスから決勝ゴールを奪ったかに見えたが、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)の検証でマネのハンドの反則がとられて、殊勲弾は幻に終わった。厳しすぎる判定に地元では同情の声も多かったが、クロップ監督は南野の働きを高く評価していた。すでに今回のデータが表面化する前に、南野の貢献度を把握していたのかもしれない。

 同紙では「現時点ではどのポジションでもレギュラーになる可能性は低い」としながらも「クロップが中盤でのプレッシングを求める展開になれば、南野に声をかける手は十分に考えられる」との見解を示した。