スペイン1部バルセロナは5日、カディス戦に1―2で敗れた。

 欧州チャンピオンズリーグ(CL)は、1次リーグ5戦5勝ですでに決勝トーナメント進出を決めている一方で国内リーグ戦はなかなか波に乗れない。この日は、今季の昇格組ながらアウェーでレアル・マドリードを10月17日に撃破するなど台風の目になっている相手の勢いにのみ込まれた。

 前半8分に早くも先制を許し、後半12分にオウンゴールで同点に追いつくが、守備陣のミスをつかれて後半18分に勝ち越された。そのまま追いつくことができなかった。ロナルド・クーマン監督(57)は「今日は勝利するに十分なほどのデキではなかった」と厳しい表情で振り返った。

 リーグ7位と低迷が続く中、首位のアトレチコ・マドリードとの勝ち点差は12。指揮官は「勝ち点差12は大きい。(優勝から)大きく後退した。それでも前に進まなければいけない。まだ多くの試合が残されているが、プレーに臨む姿勢やアウェーでの浮き沈みを解決しないといけない」と巻き返しの課題を挙げた。