日本サッカー協会の反町康治技術委員長(56)が、来夏の東京五輪に臨む森保ジャパンのマッチメーク方針を説明した。

 16日に発表された2021年の年間日程によると、東京五輪を戦うU―24日本代表は本番前に6試合の国際親善試合を行う。3月は26日(東京)と29日(北九州)、6月は5日(ベススタ)と12日(豊田ス)、そして本大会直前の7月は12日(長居)と17日(ノエスタ)に強化試合に臨むことが決まった。

 対戦相手はいずれも未定だが、反町委員長は「五輪に出場する国は北中米以外は決まっている。そうすると限られた出場国の中からピックアップして試合を申し込んで行う。4月にドロー(組み合わせ抽選会)があるのでドロー次第で、できれば日本で強化試合をしたいと強く思っている」と対戦国選定の方針を説明した。

 東京五輪の出場国は16チーム中14か国が決定しており、アジアからは開催国の日本のほか、韓国、サウジアラビア、オーストラリア、欧州からはフランス、ドイツ、ルーマニア、スペイン、南米はアルゼンチンとブラジル、アフリカはエジプト、コートジボワール、南アフリカ、オセアニアからはニュージーランドとなっている。

「本大会に入る前にキリンチャレンジカップを2試合行うが、それは当然、本大会のグループに入らないところ、しかもなるべく力のあるチームと試合をしたいと思っている」と反町委員長。強豪との最終テストを経て、金メダルを狙う大舞台に臨む構えだ。