FC東京の日本代表DF室屋成(26)が24日にウェブ上で取材に応じ〝因縁の相手〟である鹿島戦(26日、カシマ)に向けて必勝を誓った。


 相手の鹿島は名門ながら、今季はわずか1勝と苦戦中。それでも「新しい監督になって、チームも新しい選手がかなり入ってきた中で苦しんでいるが、マリノス戦で大勝したのを見るとやっぱり個人のレベルは高い。組織的には未完成の部分があるが、個人でなんとかできる選手が揃っているので、気を付けないといけない。一つ気を抜けばやられる」と警戒を怠らない。前回対戦した昨年9月のアウェー戦では0―2と完敗しており、FC東京にとっては難敵であることに変わりはない。

 そんな鹿島は室屋にとって縁のある相手だ。2018年4月に自身のJ1初得点を記録しており「あのときは逆転ゴールで感情が爆発した。相手が鹿島で自分が得点を決めたことがうれしかった。正直、苦手という意識はない」と対戦するうえで相性の良さは感じている。

 また、昨季まで鹿島でプレーしていたMFレアンドロ(27)が今季はFC東京に期限付き移籍で加入。「鹿島の時はドリブラーというイメージだったけど、チームメートになったらパスのところで感覚が合うし、フィニッシュの精度が一番レベルの高い選手で驚いている」と今では頼もしい相棒になってともに今季の好調をけん引している。

「自分たちのカウンターから、より速くゴールに進めるかがポイントになってくる。相手が攻めてきた時に、うまくカウンターを決められるか」と攻略法も披露し、万全の態勢で〝打倒・鹿島〟に臨む。