北中米W杯決勝トーナメント1回戦(1日=日本時間2日)で開催国米国がボスニア・ヘルツェゴビナに20で勝利し、16強に進出。一方で、この日の先制点を含めて今大会3ゴールのエースFWフォラリン・バログン(モナコ)は後半に一発退場となり、次戦戦のベルギー戦(6日=日本時間7日)は出場停止となった。
バログンは後半19分、相手選手の足を踏みつける格好となりレッドカード。一発退場となった。ただ、アルゼンチンのFWリオネル・メッシ(マイアミ)が1次リーグ初戦(アルジェリア戦)で似たような場面でレッドカードとならず、解説者やファンの間から「不公平」「メッシを優遇」などと不満の声が相次いだ。
そうしたなか、米メディア「ジ・アスレチック」は「バログンはレッドカードに激怒してもおかしくなかった。しかし彼はそうせず、模範を示した」と題する記事を掲載。試合で一発退場となったバログンが怒りの感情をのみこんで静かにピッチを去り、試合後にはレッドカードを出したクラウス主審と握手を交わした様子を伝えた。
その行動の理由について、バログンは「私たち(選手)が影響を与えている人はたくさんいます。小さな子供たち、男の子や女の子たちが私たちを見ていて、たとえそれが不当だと思っても、物事への正しい対処法を彼らに示さなければならないのです」「私にとって最も重要なのは、見る人々にに正しい手本を示すことです。W杯は多くの米国人視聴者にとって初めてのテレビ観戦になるかもしれない。だからこそ、良いことも悪いことも含め、どんなことが起こっても、自分らしくあり続けることが大切なのです」と説明した。
また、バログンは主審と握手を交わしたことにも言及。「(普段通りの行動で)今回の試合も例外ではなかった」「たとえ自分に不当なことが起きたと感じたとしても、それは無礼な態度をとったり、正しいことをしなかったりする言い訳にはならない」と言い切った。
バログンは試合から2日後の取材対応でも、審判や判定に対する不満を一切口にしなかったという。同記事は「彼はゴールだけでなく、その品格でも大きな影響を与えている。月曜日のベルギー戦には出場できないものの、チームと世界にポジティブなエネルギーを注入している」と称賛した。












