Jリーグの生命線・DAZNマネーの現状は

2020年04月16日 16時40分

村井満チェアマン

 最大の資金源である“パートナー”は大丈夫なのか。Jリーグは臨時理事会を開催し、新型コロナウイルス感染拡大に伴う対応策を協議した。公式戦の再開時期がまったく見通せない中でクラブの経営悪化も懸念されるが、同じく気がかりなのが破格契約を結んだスポーツ動画配信サービス大手DAZNの現状だ。

 理事会では、若手育成を目的としたJエリートリーグの今季中止、クラブライセンス制度とリーグ戦安定開催融資規程の特例措置、今季の大会方式において降格なし、リーグ戦の成立要件として全試合数の75%かつ全クラブが50%を満たすこと、不成立の場合は昇格、順位決定、賞金、表彰を実施しないことなどを決定した。

 公式戦の再開時期について村井満チェアマン(60)は「6月に再開可能なのか、7月になるのか8月になるのか、もっと深いところになるのか、まだ何とも言えない」と感染の終息が見通せない現状に苦悩をにじませた。このままではJリーグアドバイザーを務める堀江貴文氏(47)がツイッターで「一旦ほとんどのクラブが経営破綻して再生ということになりかねない」と指摘したようにクラブの倒産が現実のものとなりかねない。

 そんなクラブ経営と同様に不安視されるのがDAZNだ。Jリーグは2017年から10年で約2100億円という破格の放映権契約を締結。この資金はJリーグにとって生命線だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、サッカーだけでなく野球、ボクシング、モータースポーツなどDAZNが配信するスポーツは軒並み休止中。そのため契約者数減が懸念されており、もし経営状態が悪化すればDAZNマネーにも影響が及ぶ可能性も指摘されている。村井チェアマンも「世界的に多く配信が止まっている状況でDAZNの経営も大変苦しい状況だろうと拝察する」と注視しているほどだ。

 一蓮托生のDAZNの経営状況がJリーグの命運を左右しそうだ。