チームメートが語る大先輩のすごさとは――。明治安田J1百年構想リーグ第18節(23日)、FC東京が鹿島戦(メルスタ)に0―1で敗れ、最終節は黒星で終えた。

 チームは昨季J1で11位ながら、一時は降格圏に沈むこともあった。しかし、今季の特別大会は、地域ラウンドで東2位と飛躍。今季から加入し、さっそく2アシストをマークするなど、存在感を示したDF橋本健人(26)は「攻撃のところで、スピードやクロスなどで得点を生み出せると思っている。そこはすごく出せている場面も多いが、まだまだだなとも思う」と手応えを示した。

 橋本と同じ左サイドバックには、北中米W杯(6月11日開幕)の日本代表メンバーに選出されたDF長友佑都(39)もいる。5大会連続出場というアジア史上初の快挙を達成した長友と、シ烈なポジション争いを繰り広げた橋本は、大先輩のすごさをこう明かす。

「まずはあの年齢でも強いスプリントができたり、対人でも負けないところ、何回も出ていけるところの、まずはフィジカル能力の高さ」と身体能力を称賛。その中でもスプリント力は「シンプルに走っても速いし、対人のところで負けないのはすごいと思う」と一回り以上も年下となる26歳の橋本も脱帽するほどだ。

 さらに、ピッチ外でも「本人はW杯5回目を決めたが、それをもう全く疑わず、自分を信じているし、それ以外何も見えないくらい目標に執着している、そのメンタリティーも尊敬している」と3月のケガを乗り越え、大舞台をつかんだその気持ちの強さにも感銘を受けたという。

 今後のプレーオフラウンドは、その大先輩は不在。しかし、橋本は「相手がどこであろうと、今年半年で積み上げてきたものを証明する良い舞台になると思う。最後は勝って、来季に向けて自分たちはもっと進化していくんだという姿を見せていきたい」と成果を見せつける構えだ。

 大先輩がW杯に臨む前に、まずはFC東京から朗報を届けるつもりだ。