【ベッキー・リンチ(ロウ)】
現在肩の負傷で欠場中ながら、復権を狙っているのがWWE女子のカリスマで“ザ・マン”ことベッキー・リンチだ。
アイルランド・ダブリン出身の35歳。下積み期間は実に長い。10代からレスリングを始め、2002年にレベッカ・ノックスとしてデビュー。母国アイルランド、英国、米国、日本などでキャリアを積んだ後、13年4月にWWEと契約。リングネームをベッキー・リンチとして14年6月にNXTでデビューを飾った。
15年7月にSDに昇格すると“女王様”ことシャーロット・フレアーとチームを結成。翌16年9月には6選手による6パックマッチ王座決定戦を制し、初代SD女子王者に輝いた。
12月に王座を失うと、盟友シャーロットと激しい抗争に突入。18年9月には女王様からSD女子王座を奪還。同年10月に開催された史上初の女子のみの大会「エボリューション」では女王様との「ラストウーマンスタンディングマッチ」で30分近い史上に残る激闘を展開し、王座を死守した。
また“女帝”アスカとも名勝負を展開。18年12月の「TLC」ではアスカ、シャーロットとのトリプルスレットTLC戦で対戦。アスカが激闘の末、勝利している。同時に“地球上で最も危険な女”こと元UFC世界女子バンタム級王者のロンダ・ラウジーとの抗争もユニバース(ファン)を沸かせ、19年4月「レッスルマニア35」では当時ロウ女子王者だったロンダ、SD女子王者シャーロットと「勝者総取りトリプルスレット戦」に臨み、見事2冠王となった。SDは翌月に女王様に奪還されるも、ロウ女子王座は保持した。
20年5月には夫セス・ロリンズとの子供を授かったため、アスカにベルトを譲渡して長期欠場へ。産休が明けた21年8月には約1年3か月ぶりに電撃復帰するなり、強引に当時のSD王者ビアンカ・ブレアに挑戦。復帰と同時に王座を奪ってしまった(10月にドラフト会議の王座交換によりロウ女子王者に)。
復帰後はコスチュームも一新し、ヒールとなり、ロリンズとの“傲慢夫婦”ぶりがブーイングの対象になっているが、アスカとの抗争も再開し、まだまだ存在感は抜群。今年4月「レッスルマニア38」でビアンカに敗れ、王座から転落し、8月上旬から肩の負傷で欠場中だが、自らを「GOAT」(史上最高)と呼ぶカリスマの完全復活に期待したい。












