【テキサス州ダラス3日(日本時間4日)発】WWEに絶対王者の誕生だ。プロレスの祭典「レッスルマニア38(WM)」(AT&Tスタジアム)2日目、WWEユニバーサル王者ローマン・レインズ(36)VSWWE王者ブロック・レスナー(44)の王座統一戦は、レインズが勝利し2冠王者に輝いた。

 遺恨抗争を続けてきた両雄の決着戦は今年の祭典のメインイベント。レインズはウーソズ(ジミー&ジェイ)、代理人のポール・ヘイマンを従えて入場すると、レスナーは不敵な笑みを浮かべながらリングに入った。ヘイマンはリングアナからマイクを奪ってレインズをコールしたが、レスナーは負けじとマイクを握って自らを紹介した。

 ゴングが鳴ると、レスナーはレインズの体をコーナーに叩きつけ、いきなりフロントスープレックス3連発だ。さらにラリアートで場外に落として先制した。続く場外戦ではレスナーがヘイマンに気をとられた隙を突き、レインズのスピアーがさく裂。レスナーの体を場外バリケードに打ちつけて、バリケードまで破壊してしまった。

 大ダメージを負ったレスナーはカウントアウト寸前にリングイン。ふらふらな相手に、レインズはスピアーからスーパーマンパンチ2発を打ち込んだ。さらに3発目を狙ったが、〝ザ・ビースト〟はこれをかわしてジャーマンスープレックスでレインズを投げ捨てた。ジャーマンは5連発におよびスープレックスシティー(スープレックス祭り)が大爆発だ。

 それでもタフなレインズは崩れない。スーパーマンパンチからスピアーとつないで大攻勢。レスナーのF5もカウント2で返して、またもスピアーを発射した。だが、この一撃を受けたレスナーとレフェリーがコーナーでもつれて、レフェリーがダウン。この隙をつき、レインズは急所打ちからベルトでレフェリーを殴打した。

 反則攻撃からトドメのスピアーを放ったものの、ビーストはこれをなんとキムラロックでキャッチ。グラウンド状態の下からレインズの左腕を腕がらみで締め上げた。必殺の関節技が決まった…かに見えたが、レインズは必死に手を伸ばしてロープブレークに成功。無理やりF5の体勢に入るレスナーをロープに振って、最後はこん身のスピアーでビーストを沈めた。

 12分20秒でフォール勝ち。圧巻の試合運びで、ウーソズの介入もなく「完勝」と言っていい内容だった。レインズは試合後、自身のツイッターを更新し2本のベルトを肩にかけた写真とともに「すべてのWWE。その世界全体で、誰もが認めるチャンピオン」と記した。最強ビーストを破り、王座を統一したレインズは「誰もが認める」絶対王者となった。