【ジョージア州アトランタ1日(日本時間2日)発】WWE元日決戦のPPV「Day1」(ステートファーム・アリーナ)に、人気ヒップホップグループ「ミーゴス」が登場。RKブロ(ランディ・オートン&リドル)のロウタッグ王座防衛にひと役買った。

 会場のあるアトランタが地元の「ミーゴス」はクエヴォ、オフセット、テイクオフの3人のラッパーからなり「バッド・アンド・ブージー」や「モータースポーツ」などのヒット曲で知られる。3人はそれぞれソロアーティストとしても活躍しており、オフセットはヒット曲「リック・フレアー・ドリップ」のミュージックビデオで〝狂乱の貴公子〟フレアーと共演したほどのプロレス好きだ。
  
 この日はストリート・プロフィッツ(モンテス・フォード&アンジェロ・ドーキンス)とのロウタッグ王座防衛戦に臨んだRKブロに呼びこまれ、5人で入場。リングに上がると、ミーゴスの3人はオートンとともにそれぞれコーナーに上がって、ポーズを決めてみせた。地元の大スター登場で、観衆は大熱狂。ミーゴスはリングサイドでRKブロに声援を送ったこともあって、観客も味方についた。

 王座戦は挑戦者チームがフォードの空中殺法、ドーキンスのパワー全開で大健闘し、白熱の好勝負に。観衆から「これぞ、名勝負!」のチャントが上がるほどだった。最後は、リドルがロープの反動を利用しフォードを空中高く放り投げ、落下してきたところをオートンがRKOで仕留める驚異の合体技を披露。毒蛇十八番の〝神業RKO〟がさく裂して、RKブロが見事に王座防衛を果たした。

 試合後は両チームが互いの健闘をたたえ合うという、WWEのリングではかなり珍しい光景も…。ミーゴスもリングに上がって両チームをたたえると、最後はそろってポーズを決めて、大団円となった。