女子プロレス「スターダム」のアーティスト王座戦(26日、名古屋国際会議場イベントホール)が、異例のルールで行われる。

 王者の「大江戸隊」(鹿島沙希&渡辺桃&スターライト・キッド)に「ドンナ・デル・モンド(DDM)」(ジュリア&舞華&桜井まい)と「ゴッズアイ」(朱里&MIRAI&壮麗亜美)が挑戦する一戦は、3WAYイリミネーションマッチでのタイトル戦となった。

 全員が敗退、失格となった時点でそのユニットは退場。残ったチームが勝者となる。3カウント、ギブアップの他、オーバー・ザ・トップロープルールが採用される。

 7日の会見ではワールド王者の朱里が「ゴッズアイを立ち上げて2か月半。時は来た!」と、どこかで聞いたことがある名ゼリフを口にすると、MIRAIと壮麗も「時は来た!」と続き、3人で謎のポーズを決めた。

 するとDDMの桜井が「いいかげんにしろ! アーティストをなめてんじゃねえ。ジュリア、舞華、ぶっ潰すぞ!」と大激怒。あまりの剣幕に師匠のジュリアは驚きつつも「イリミネーションは大嫌いなルールだけど、3人で力を合わせて、DDMにベルト持って帰ってやる」と誓った。

 そんな挑戦者チームの様子を高みの見物で眺めていたのが王者組だ。大江戸隊の〝広報部長〟キッドは「桜井まい、どうしちゃったんだろうな、フフフ。これはイリミネーションマッチ、大江戸隊の一番の得意分野だ。だからまとめて片づけちゃおうよ」とにやり。

 さらに「片づけるためには、きっとまた」(キッド)、「スパパパパパーンと」(渡辺)「起死回生」(鹿島)と順番に口にし、さっさと会見場を後にした。