女子プロレス「スターダム」4月4日横浜武道館大会のワンダー・オブ・スターダム選手権の調印式が24日に行われ、王者・中野たむと挑戦者・なつぽい(25)による女同士のドロドロ愛憎劇が展開された。

 2人はかつてアクトレスガールズに在籍。当時の仲睦まじかった写真を数点持参したなつぽいは「たむちゃん、ねえ見て。うちらってこんなに仲良かったんだよね。たむちゃんって鈍感? ていうか他人に興味ないでしょ? もしかしてこの時もビジネスだったのかな。たむちゃんっていつも自分のことばっかり。そうやって欲しいもの手にしてきたんだもんね。私にはそれができなかった。たむちゃんのこと本気で信頼してた自分がバカみたい!」と涙ながらに絶叫。

 写真をビリビリに引き裂き始め「たむちゃんのこと本当に大好きだったんだけどね。今じゃたむのこと見ていると、ひとつひとつがハナにつくし、なんかむかつく。あんたにだけは他の誰よりも負けたくないんだよ!」と宣戦布告した。

 何やら情緒不安定に見えないこともない挑戦者に対し、王者は一歩も引くことなく真っ向から反論する。

「私が自分のことばっかりで欲しいものを手に入れてきた? 欲しいものは自分の力で手に入れる。何が何でもなりたい自分になる。それがプロレスラーでしょ」と中邑真輔(41=WWE)ばりに言い放つと「なっちゃんはそれができないから、いつも人の目を気にして、ご機嫌を伺って。そのドロドロに汚い嫉妬深さをひた隠しにしてきたんだよね? ビジネス仲良しはそっちの方だったんじゃないの?」と字面にしたらだいぶ恐ろしい言葉を羅列した。

「私はこの白いベルトの聖なる王者としてあなたのずっとずっと先に行く。バラ色のチャンピオンロードを築く。私が全部捨てて死に物狂いでつかんだこのベルト、取りに来いよ」と宣言した。

 もはやホラーの域に達しつつある女同士の泥沼抗争は激闘必至。結末は果たして――。