新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」のDブロックが近年稀に見る大混戦の様相を呈している。

 13日東京・町田大会では、IWGP・USヘビー級王者のウィル・オスプレイ(29)がYOSHI―HASHI(40)を下し、3勝目を挙げた。ヒドゥンブレードで激闘を制したオスプレイは最終公式戦(16日、日本武道館)でジュース・ロビンソンと激突する。一時はUS王座を持ち逃げされていた宿敵との決戦へ「お前に借りを返す。お前を見せ物にしてやる。俺を利用したことを後悔させてやる」と宣戦布告した。

 G1はいよいよ終盤に差し掛かり、各ブロックでは続々と脱落者が出ているが、なんとDブロックはいまだ勝ち越しおよび負け越しを決めた選手がいない。全選手が3勝3敗の勝ち点6で並ぶ可能性すら残っている状況だ。

 4勝に伸ばす可能性が残っているのは、オスプレイ、鷹木信悟、デビット・フィンレーの3選手。仮に全員が最終公式戦に勝利し並んだ場合は、直接対決の優劣によりフィンレーがブロック突破となる。つまり鷹木、オスプレイに勝っているフィンレーは、今日14 日長野大会でYOSHI―HASHIに勝てば、2人の結果にかかわらず突破が決定する。

 一方で3人が全員最終公式戦で敗れると、7人が勝ち点6で並ぶ珍事となる。こうなったら直接対決の優劣もへったくれもなく、7人で進出者決定戦を行うしかなくなるが、試合形式はどうなるのだろうか…。

 ちなみにゼロワンの「火祭り」では2007年大会でAブロックの5人が全員勝ち点4で並び、5WAYマッチで決勝進出者を決定したケースがある。各ブロックの参加人数はやはり偶数に限る…と、そんなことを今さら言っても仕方がない。大混戦を抜け出すのは、果たして誰か――。