新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」13日東京・町田大会のBブロック公式戦で、IWGP世界ヘビー級王者のジェイ・ホワイト(29)がタイチ(42)を下し、無傷の5連勝を飾った。

 開幕から連勝街道を突き進むジェイだが、タイチの意地に追い詰められた。セコンドの外道がディーバ・あべみほを場外で人質にとったことが裏目に出て、タイチの怒りが爆発。怒とうの猛攻にさらされた。

 SSS(スリーパースープレックス)を阻止されたジェイは、タイチに左上手投げから横綱式カチ上げエルボーを浴びてしまう。ブラックメフィストこそしのいだものの、ブレードランナーを防がれてバックドロップホールドを決められた。

 それでも再度のブラックメフィストを切り返し、起死回生のブレードランナーがさく裂。ダメージの深さからすぐにカバーには行けなかったものの、最後は何とか立ち上がり、フラフラの状態で2発目のブレードランナーをさく裂させて死闘を制した。

 試合後のリング上でマイクを握ったジェイは、足早に会場をあとにするファンに対し「オイ、戻って来い! サベツ、デスカ?」と呼びかけ。今シリーズは軽い熱中症の症状が見られたため大事をとって9日と10日の広島大会を欠場していたが「俺はフロリダに住んでるんだぞ? 熱なんかでヘコたれると思うか? お前らは本当に騙されやすくてバカだな! でも休みをもらえてよかったよ。公式戦以外の試合をしたって勝ち点は0点なんだから。今日に備えてゆっくり休ませてもらったよ」と仮病だったことをアッサリ告白した。

 Bブロックはジェイを1敗でタマ・トンガが追うマッチレースとなっており、両者が最終公式戦(16日、日本武道館)で激突する。ジェイは引き分け以上でブロック突破が決定し、敗れれば直接対決の優劣によりタマの突破を許すことになる。

 バレットクラブから追放したタマとの遺恨マッチを制し、史上3人目の全勝優勝、そして同じく史上3人目の最高峰王座保持者によるG1制覇を引き寄せる。