
新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」6日大阪大会のAブロック公式戦で、ランス・アーチャー(45=AEW)が矢野通(43)を下し、2勝目を挙げた。
曲者に大苦戦を強いられた。場外乱闘の際、ヤングライオンの中島佑斗と手首を鉄柵にテーピングで巻きつけられたアーチャーだったが、中島もろともリングに戻り、20カウントは許さない。怒りの形相でほどくと、横たわる矢野の上に中島をボディースラムで投げつける。さらになぜか中島をチョークスラムでKOした。とんだとばっちりだ…。
日大の悪しき伝統である背後からのタックル、さらには急所攻撃から丸め込まれながらもキックアウト。ショルダータックルで吹き飛ばすと、コーナーに上がった矢野に強烈な膝蹴りを叩き込む。そのまま一気にブラックアウト(変型ボム)で3カウントを奪った。
すでに2敗とあとがないアーチャーは「これ以上、負けは許されないんだ。俺が3年ぶりにここに戻ってきたのは、G1の決勝に進むつもりだからだ。IWGP(世界)ヘビー級王座に挑戦するために帰ってきた。俺はAEWの代表としてここにいるが、何よりも自分自身のためにここにいる」と逆転優勝へ闘志。
「ジョナ、オカダ(カズチカ)に勝ってくれ。そうしたら俺がお前を倒して、オカダにも勝つ」と、無敗を守るオカダと7日大阪大会で対戦するジョナにエールを送っていた。
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