新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」26日後楽園ホール大会のBブロック公式戦で、グレート―O―カーンがチェーズ・オーエンズ(32)に舌打ちものの大惨敗を喫し、黒星発進となった。
本来であれば「グレード1」のリーグ戦に出場する実力には遠く及ばないオーカーンだが、昨年大会では外国人選手の不出場続出、そして今年は史上最多28選手エントリーの恩恵を受けて2年連続で参戦が実現。とはいえ単なる人数合わせでしかないため、優勝を予想する声は皆無どころか公式戦6戦全敗が濃厚と見られている。
かくして初戦の相手となったオーエンズには5月の米国・ワシントン大会で敗れており、格付けはすでに済んでいる。勝ち目がないことを悟っているオーカーンは入場から明らかに覇気がなく、スキだらけのところをパウダー攻撃で奇襲される。試合前とはいえリングの上で気を抜くなど言語道断で、戦場なら命を取られていたところだ。なんならいっそここが戦場だった方がよかったかもしれない。
力だけが取り柄のオーカーンは場外でオーエンズの頭をつかむと、バスケットボールに見立てたのか「スラムダンクだ!」などとほざきながらエプロンに叩きつける。しかし、どこからどう見てもダンクの動きとは別物で、会場は呆気にとられるばかり。ぜ、前代未聞のアホやわ…。
勝ちパターンが一つしかない単細胞は何度も必殺技のエリミネーターを狙うが、ここは最高峰リーグ戦の舞台。何のひねりもない一本調子の入り方で、必殺技が簡単に決まるわけがない。いくら「諦めたらそこで試合終了ですよ」という格言があるとはいえ、性懲りもなくエリミネーターを繰り出してはかわされる姿は、滑稽を通り越してかわいそうになってくる。
結局、G1に向けて何の準備もしてこなかったことが露呈されたオーカーンは、ノドにロープを打ち付けられるとCトリガー(ランニングニー)を浴びて万事休す。最後はパッケージドライバーで沈められた。スピード、テクニック、インサイドワーク、清潔感、性関係のだらしなさ、すべてにおいて完敗だった。
開幕前の会見では今大会の目標として「負けることじゃねえか? 全勝優勝は確定してるんだからな」などと世迷い事をのたまっていたが、早くも達成。バックステージでは「目標をかなえたじゃねえか。G1優勝、間違いはねえな…」と意味不明な発言に終始し、一人で大会の「グレード」を落としていた。
「グレード」で思い出したが、オーカーンは人間としてのグレードにも重大な疑義が生じている。道場で廃棄されそうになっていたキノコのへた部分だけを大量に持ち帰ったり、自宅の光熱費を浮かすためだけに風呂に入りに来たり、あまりのセコさに道場住まいのヤングライオンから苦情が殺到しているのだ。
勝ち目のないG1はこれ以上の醜態をさらす前に潔く撤退し、まずは早急に生き方を見直す必要があると言っても過言ではない気がする。












