新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」17日札幌大会のBブロック公式戦で、タイチ(42)が石井智宏(46)との初戦を制して勝ち点2を獲得した。
過去のシングル戦で数々の激闘を繰り広げてきた〝天敵〟との公式戦は、戦前の予想通り互いに一歩も譲らぬ意地の張り合いとなった。パワーボム、デンジャラスバックドロップで攻勢に出たタイチは、ジャンボ鶴田をほうふつとさせるバックドロップホールドまで繰り出していく。しかし驚異のタフネスを誇る石井にぶちかましで反撃を許すと、延髄斬りからスライディングラリアートを浴びてしまう。
それでも垂直落下式ブレーンバスターだけは許さずジャンピングハイキックを発射。なおも粘る石井のヘッドバットを浴びながらも、突進を横綱式かち上げエルボーで迎撃。最後はついにブラックメフィストをさく裂させ、壮絶な肉弾戦に終止符を打った。
戦前から石井とは「2度とやりたくない」と公言していたタイチだったが、価値ある勝利でG1初制覇に好発進だ。「なんなんだよアイツは一体…何歳だよ、あいつは。そろそろ50なんだろ。怪物・ジャンボ鶴田なんて昔あったけどな、俺からしたら石井が怪物だよ。あんなヤツ二度とやりたくねえよ」と吐き捨てつつも「火ついたよ、今日も。お前には感謝してるよ。今の俺ができ上がったのも、いい意味で石井のせいだ。いや、悪い意味かもしれねえな」と手ごたえを感じ取った様子だ。
今年に入って自身のユーチューブチャンネルを開設し、リング外でも話題を振りまいてきた。タイチは「時代が来たんだよ。リング外でも発信できる時代が。ユーチューバーとプロレスの二刀流、そんなヤツがいたっていいだろ」とニヤリ。「必ずあの賜杯(=トロフィー)を持って、(8月18日に優勝決定戦が行われる)武道館の日に即日生配信してやろうじゃねえか。火がついたよ。やってやろうじゃねえか」と、G1制覇の当日に生配信という二刀流ならではの野望を掲げていた。












