新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」が16日の札幌大会で開幕。Cブロック公式戦で棚橋弘至(45)が「ユナイテッド・エンパイア」のアーロン・ヘナーレ(29)に敗れ、まさかの黒星発進となった。

 G1歴代単独最多の通算91勝を誇るエースが、初出場のヘナーレに不覚を取った。ハイフライアタックからハイフライフローを狙った棚橋だったが、これをヒザで迎撃されるとスリングブレイドにカウンターのランペイジ(変型スパインバスター)を合わせられ、形勢逆転を許す。

 さらにドラゴン式張り手をかわされ、カウンターのボディーブローからスピンキックと、ヘナーレの強烈な打撃を連続して浴びてしまう。最後はStreets Of Rage(変型デスバレーボム)で沈められてしまった。

 かつてはタッグパートナーも務めていたヘナーレにG1初勝利を献上してしまった棚橋は、コメントブースに倒れ込み「マジか…クソッ、悔しいな。G1は何回出ても緊張するし、こういうことも起こるし」とつぶやいた。史上最多28選手が参加する今大会は、4ブロック制が導入されたため、公式戦の試合数が昨年の9試合から6試合に減少。ブロック突破に向け、1つの敗北がより重くのしかかってくることは必至だ。

 それでも今大会が歴代最多の21年連続出場となる棚橋は前を向く。「一番長くG1に出てるから。今日負けたけど、必ずCブロックを突破して…初戦で負けて一番最後の試合(優勝決定戦)に勝つ。一番カッコいいのをやってやりますよ」と、逆襲に自信をのぞかせていた。