新日本プロレスのKOPW保持者・鷹木信悟(39)が、同タイトルの輸出プランを明かした。6月の米国・AEWとの合同興行では本戦で日本人選手唯一の勝利。〝恩人〟からも再登場の約束手形をもらった。これに乗じて鷹木は「G1クライマックス」(16日、札幌で開幕)で本道のIWGP世界ヘビー級王座(現王者はジェイ・ホワイト)返り咲きを誓うとともに、AEWマットでのKOPW争奪戦強行を示唆した。
鷹木は6月にイリノイ州シカゴで行われた合同興行の6人タッグ戦に出場。同大会の本戦で日本人選手では唯一となる勝利を挙げた。「(高橋)ヒロムちゃんは行けなくて残念だったけど、強烈な刺激をいただいてきた。飛行機トラブルも含め有意義な旅だったよ」と振り返った。
現地ではAEWのレスラー人事担当責任者を務めるクリストファー・ダニエルズとも再会した。デビュー翌年の2005年8月に、いきなりROHマットのシングル戦で胸を借りた恩人だ。「『新日本での成功おめでとう』と言ってもらえて、頑張ってきたかいがあったなと。『AEWはいつでも大歓迎だ』とも言ってくれたけど、俺に社交辞令は通用しない。いつでも行くからな」とジャイアニズムをのぞかせると、保持するKOPWの争奪戦を海外で行うプランも披露する。
「AEWのエージェントが〝いつでも〟と言ってるんだ。KOPWもありだな。スティングといつでもどこでも『神出鬼没マッチ』でも面白いんじゃないの?」と合同興行で共闘したレジェンドとの変則マッチを提案。新型コロナウイルス禍真っただ中の2020年8月に誕生した同タイトルの門戸が海外に開放されれば、また新たな歴史の1ページを刻むことになる。
新たな野望も芽生えた鷹木だが、まずは目前に控えた真夏の祭典に集中する。史上最多28選手による4ブロック制で行われる今大会ではDブロックにエントリー。「30代最後の夏ってことで、最高の思い出をつくりたいね。IWGP世界も、もちろん思い入れのあるベルト。日本をないがしろにしてきたくせに偉そうなことばっかり言ってるジェイに、一泡吹かせてやりたい気持ちもあるしね」と初制覇から至宝奪回ロードを開始させる決意を明かした。
狙い通りにことが進めば、日本国内ではIWGP世界の本道を突き進み、米国でKOPW防衛ロードを模索する、日米を股にかけた「鷹木式二刀流」も見えてくる。ともあれ鷹木にとってG1は新日本内で唯一未戴冠のビッグタイトル。1月4日東京ドーム大会でメモリアルイヤーの主役から転落したザ・ドラゴンが逆襲の夏を開始する。












