新日本プロレスのKENTA(41)が、約半年ぶりの復帰戦で復活の兆しを見せた。

 3日の後楽園大会では石森太二、外道と組み、棚橋弘至、KUSHIDA、アレックス・ゼイン組と対戦。いきなり〝因縁の相手〟棚橋と対峙した。

 1月5日東京ドーム大会では棚橋とIWGP・USヘビー級王座をかけて激突し、試合中に負傷。「鼻骨骨折、左股関節後方脱臼骨折、背部裂傷縫合術、左環指腱性槌指」と診断され、長期欠場していた。

 棚橋を場外で痛めつけたKENTAは、ゼインに強烈なミドルキックを叩き込む。その後も棚橋に2発のハイキックとパワースラムを食らわせ、果敢にゴー2スリープを狙った。

 最後は自軍の外道が敗れたが、最後までブランクを感じさせない動きを披露した。

 試合後は「めっちゃKUSHIDAじゃん、みんな。俺も復帰戦。知ってた? クッシーつったら、俺たち修徳野球部で言ったら寮長の名前じゃん。それ以外ないんだよ」と3年半ぶりの新日本復帰となったKUSHIDAが注目を集めたことに不満をのぞかせつつも、「久しぶりに帰ってきて俺が何を言いたいかっていうと、俺が使ってたあの杖ポンはどこ行ったの?」と久々の〝KENTA節〟を炸裂させていた。