新日本プロレス5月1日福岡ペイペイドーム大会で内藤哲也(39)とのV4戦に臨むIWGP世界ヘビー級王座戦を行う王者オカダ・カズチカ(34)が、公開調印式で決意を明かした。

 団体にとって実に21年ぶりとなる福岡ドーム決戦のメインイベントは、今年3度目の顔合わせとなる黄金カード。2月札幌大会のIWGP世界ヘビー級王座戦ではオカダが、3月大阪城大会の「NEW JAPAN CUP」準決勝では内藤がそれぞれ勝利しており、1勝1敗で迎えるラバーマッチだ。

 この日の調印式に出席した内藤は「チャンピオンオカダからの指名により福岡ペイペイドーム大会のメインイベントに立つことになりました。指名がなかったらこの舞台はなかったわけで。オカダには感謝してます」と不敵な笑み。「でも残念ながら、オカダは俺を指名したことを後悔しながらリングを降り、東京へ帰ることになるでしょう」と豪語すると「やっちゃろうや! アディオス」と今季の広島カープを象徴する言葉を繰り出して必勝を誓った。

 受けて立つオカダは「21年ぶりの福岡ペイペイドーム大会。盛り上げるのは僕だと思ってますし、3年前に始球式もやらせてもらってますので。広島ファンの方(=内藤)とはちょっと違うと思いますんで。僕の方が〝ホーム〟に近いと思いますので、しっかり明日は結果を残したいと思います」。

 旗揚げ50周年のメモリアルイヤーの主役の座を内藤に譲るわけにはいかない。「内藤さんとは別に憎み合ってるわけでもないですし、戦ってるなかで、心の中でお互いつながってるんじゃないかと思いますので、そういうものもお見せしつつ、勝って花道を歩いて帰りたいと思います」と、過去6勝6敗で迎える13度目の内藤とのシングルマッチへ特別な思いをのぞかせていた。