新日本プロレス20日の後楽園ホール大会で、タマ・トンガ(39)がNEVER2冠取りへ弾みをつけた。

 バレットクラブから追放された「G.о.D」は本隊と合流し、EVIL率いる「ハウス・オブ・トーチャー」との抗争に突入。タマは5月1日福岡大会でEVILの持つNEVER無差別級王座に、4月25日広島大会ではタンガ・ロア、棚橋弘至とのトリオでEVIL、高橋裕二郎、SHO組の持つNEVER無差別級6人タッグ王座に挑戦する。

 この日は棚橋と組みEVIL、ディック東郷組と激突した。拷問の館の悪の連係にはまり、東郷のスポイラーズチョーカー(ワイヤーチョーク攻撃)で首を絞められてしまったタマだったが、棚橋が救出に訪れてスリングブレイドを発射。最後はタマが東郷に、棚橋がEVILにガン・スタンを同時発射し3カウントを奪ってみせた。

 棚橋との好連係にタマは「ビューティフル! 良い化学反応だ!(タンガも加えて)ドリーム・トリオだな」と手ごたえをアピール。極悪軍団から追放されたのを機に新たな道を歩み始めた男が、怨敵から2本のベルトを奪い取る。