新日本プロレス「NEW JAPAN CUP」1回戦が6日福島大会で行われ、アーロン・ヘナーレ(29)が中島佑斗(25)を下して初戦を突破した。
旗揚げ50周年記念のNJCは史上最大の48選手がエントリー。階級・キャリア不問のトーナメントで、ヘナーレはヤングライオン・中島の挑戦を受けて立った。
ヘナーレは持ち前のパワーファイトに加え、場外鉄柵に容赦なく叩きつけていき試合の主導権を握る。張り手合戦から右ミドルキックを浴びて反撃を許すが、カウンターのボディーブローで動きを止める。強烈なトラースキックから最後はランペイジ(変型スピアー)をさく裂させて3カウントを奪った。
「お前のエルボーは懐かしい感じがした。お前と俺は同じ地下(格闘技)から上がってきた似た者同士だ。効いたぞ。ひとつ教えてやろう。会社もファンも、俺たちには見向きもしない。地下から上がってきた人間は見下されるんだ」と中島にゲキを飛ばしたヘナーレは、2回戦(12日、愛知)ではIWGP・USヘビー級王者のSANADAと激突する。昨年4月広島大会のシングル戦で敗れた因縁の相手だ。「狙ってくださいと言わんばかりに腰に巻いたベルトを見せびらかしているな。その列の先頭に立っているのは俺だ。愛知でKO勝ちしてやる」と予告していた。