新日本プロレス6日の千葉・幕張大会で、「KOPW2022」保持者の鈴木みのる(53)が次期挑戦者の矢野通(43)に〝手錠デスマッチ〟を要求した。

 みのるはシリーズ最終戦の20日札幌大会で矢野との争奪戦を控えている。5日東京ドーム大会でのタイトル奪取直後から手錠でつながれると、シリーズ開幕後も手錠を巡り遺恨が深まっていた。この日の千葉・幕張大会では6人タッグ戦で矢野と激突。矢野に手錠攻撃を狙われながらも脱出すると、腕ひしぎ十字固めと場外鉄柵攻撃で反撃に転じた。

 試合はTAKAみちのくが小島聡に3カウントを奪われて鈴木軍の敗戦となったが、ここからがみのるの本領発揮だった。小島の手を手錠でロープとつなぐと、もう1つの手錠で矢野の両手首をつなぎ身動きを封じる。挑戦者を見下しながら暴行を加え、嵐のように去っていった。

 KOPW戦は王者と挑戦者がそれぞれルールを提案し、ファン投票で多く票を集めたルールが採用されるのが通例だ。みのるは「こうしようぜ。最初から手錠を一つずつ持ち寄って、そしてノーDQだ。どう使おうがここ(頭)次第だ。手も足も全て結んで札幌の地で頭から雪の中にぶっさしてやる」と、手錠を公認凶器とした反則裁定なしの〝手錠デスマッチ〟を要求。

「なんなら手錠で俺とお前をつないだっていいんだぜ、最初から。殴り合いだ、殴り合い。ノックアウト、ギブアップ、それだけでいいじゃねえか。1個ずつ持ってきて殴り合おうぜ」と言い放っていた。