新日本プロレスとプロレスリング・ノアの対抗戦が8日横浜アリーナ大会で行われ、鈴木軍のIWGPジュニアヘビー級王者エル・デスぺラード、DOUKI(30)組が「ペロス・デル・マール・デ・ハポン」のYO―HEY(33)、NOSAWA論外(45)組を撃破した。

 1月4日東京ドーム大会で高橋ヒロムを相手にV1に成功したデスペラードは、入場直後に襲撃されるとNOSAWAにベルトを場外へと投げ捨てられた。さらに試合終盤にはマスクに手をかけられるが、ここはDOUKIの救出により九死に一生を得る。NOSAWAの超高校級ラ・マヒストラルを回避すると、切り返し合戦から必殺のピンチェ・ロコ(変型バスター)を発射。怒りの一撃で完璧な3カウントを奪った。

 王者の貫録を示したデスペラードは「NOSAWAさん、やっぱあの人に関しては俺たちはある種特殊な感情を抱いております。別に対抗戦だからって、正直、ここは新日本に全く関係ない試合だった」と吐露。その一方で打撃の応酬から強烈なドロップキックを浴びせられたYO―HEYにも興味を示した。

「面白い。でもいかんせん細い。まあだからこそのドロップキックなんだろうけど。ああ、面白い。もっとやりてえな。この1回だけじゃもったいねえよ。チャンピオンが面白えって言ってるんだ。チャンピオンがやりてえって言ってるんだ。どっかでチャンスねえかな? みんなで口うるさく言ったらな~んか生まれるかもしれない。難しいかな?」と再戦を熱望していた。