新日本プロレス21日の後楽園大会で、SANADA(33)がグレート―O―カーンの〝イケメン化〟を予告した。

 SANADAは来年1月5日東京ドーム大会でオーカーンとシングルマッチで激突する。この日の大会では内藤哲也、BUSHIと組んでオーカーン、ジェフ・コブ、アーロン・ヘナーレ組と対戦した。

 グラウンドで互角の攻防を展開したSANADAは、モンゴリアンチョップからパラダイスロックを狙っていく。大空スバル式羊殺しに捕獲されながらも低空ドロップキックで応戦し、試合終盤でも華麗なドロップキックをさく裂させた。しかし最後はBUSHIがオーカーンのエリミネーターに沈められ、チームは敗戦を喫してしまった。

 内藤とのコンビで参戦した「ワールドタッグリーグ」公式戦では、オーカーンからエリミネーターで屈辱のフォール負け。さらに12月両国大会のタッグマッチでも、エリミネーターでKOされてしまった。SANADAから「アイツとは、やらせてくれ」と要求してドームでのシングルマッチが実現する。

 SANADAは「俺は別に、オカーン(注・オーカーンのこと)と遺恨をつけたいわけじゃないんだよ。アイツのレスリング、今日やってみてすごかったし、アイツの発想もすごいと思うし。ただ、俺はひとつイヤなのが、イケメンじゃないヤツに負けた自分が許せないんだよ」と説明。最後は「オカーン、オイ、俺がお前と戦って、イケメンにしてやるよ」と高らかに宣言した。

 対戦要求理由はわかりみが深かったが、いくら自身初のスタイルブック「GIFT」(リットーミュージック刊、税込み2860円)が絶賛発売中のSANADAといえど、オーカーンをイケメンにするのは至難の業と言っても過言ではない気がする。