新日本プロレス「G1クライマックス」19日大阪大会のBブロック公式戦で、昨年大会準優勝者のSANADA(33)がタマ・トンガ(38)を下して白星発進した。

 3年ぶりのG1出場となったタマの猛攻に苦しんだ。ダブルアーム式パイルドライバーでマットに突き刺されたSANADAは、ガンスタンを切り返してSkull End(変形飛龍裸絞め)で捕獲。ラウンディングボディープレスで勝負に出た。

 これを膝で迎撃されると再びガンスタンを狙われたが、SANADAはここも回避してオコーナーブリッジへ。十八番の丸め込みで3カウントを奪ってみせた。

 昨年大会では開幕3連敗からの大逆転で初の優勝決定戦を果たすも、あと一歩のところで涙を飲んだ。悲願の初優勝へ向け絶好のスタートを切ったSANADAは「なんだ、あのイケメンは…。すげえ、イケメンじゃねえか。タマ…なんかタマに、ちょっと…なんかちょっと、ちょっと興味わいてきた…」とだけ言い残し、控室へ。今さらながらタマのルックスをほめるのもなんだか妙な話ではあるが、ともかく今年こそ頂点をつかみ取る。