DDTの22日・横浜ラジアントホール大会で、雪妃真矢が打倒・赤井沙希(34)に闘志をみなぎらせた。

 雪妃は昨年末に7年間所属したアイスリボンを離れ、フリーに転向。DDTの旗揚げ25周年記念大会(3月20日、東京・両国国技館)では、赤井沙希との一騎打ちが決まった。その大一番を控え、雪妃は高尾蒼馬と組み、クリス・ブルックスと組んだ赤井と白熱の前哨戦を展開した。 

 鬼気迫る表情で試合に臨む雪妃は、鋭い蹴りのコンビネーションなどで攻め込む。赤井からヒザ蹴りからの三角絞めなどで応戦されるなど、一進一退の攻防を展開したが、最後はクリスのヒザ蹴りを死角から食らった直後に赤井の新人賞(顔面蹴り)をもろに受け、無念の3カウントを聞いた。

 だが、雪妃は試合後もフラフラになりながら赤井につかみかかろうとするなど、やり足らぬ様子。試合後は「自分からケンカを売ってDDTに乗り込んできたのに取られてしまいました」と悔しげだった。

 2014年に「プロレス大賞」新人賞を受賞した赤井に対し「自分もデビューした時は夢があって新人賞を取りたかった。でも、骨を折り心も折れたんですが。(赤井は)何もかも持っているし、正直うらやましいですね。今日も新人賞という技で負けてしまいましたし…」と嫉妬をあらわ。その上で「やっぱり勝ちたいと思いました。もう1回気合を入れていきたい」と語気を強めた。

 反骨の勝利を挙げることができるか。巻き返しに期待だ。