格闘技イベント「RIZIN」出場経験者同士によるEXTREME級王座戦が12日のDDT・後楽園ホール大会で行われ、大流血の〝バカサバイバー〟こと青木真也(38)が堀田祐美子を2度下し、V4に成功した。

 試合は荒れに荒れた。チェーンにパイプイスを持ち込んだ堀田に誘い込まれる形で場外戦に応じた青木だが、案の定返り討ち。顔面から大流血させられると、荒れ狂う堀田のレフェリー暴行により反則勝ちが告げられた。

 納得のいかない堀田から「ルールは〝プロレスルール〟じゃないのか? これが私のプロレスなんだ。これが全女イズムなんだ」と再戦が要求され、青木が応じたため試合再開。2試合目は堀田の反則が認められることになったため、青木はチェーンで絞首刑にされるなど追い込まれた。

 しかし、チェーンを巻いたラリアートを狙ってきた堀田を絡めとり、脇固めでガッチリ固めることに成功。2分足らずでギブアップ勝利を収めるもリング上は大乱闘となった。その後、騒ぎが落ち着いてからマイクを持った青木は堀田に「ババア、コノヤロー! ちょっとかわいいからって調子乗ってんじゃねえぞ!」とブチギレ。しかし、堀田はなぜか少しうれしそうにしながら去っていった。その後、本紙の「堀田のどの辺がかわいいのか?」の問いに青木は「え、分かんない? かわいいじゃん」と告白している。

 さらに「メチャクチャだ。なんでも『全女イズム』って言っておけばいいと思いやがって。(再戦も)いつでもやってやる」とリマッチを受け入れる用意があることも表明した。また、続く第4試合後にも高木三四郎に呼び込まれる形でリングイン。11月3日の大田区総合体育館大会で高木、岡田佑介と組んで男色ディーノ、飯野勇貴、今成夢人組とのKO―D6人タッグ王者決定戦に臨むことになった。