30日の大日本プロレスの東京・後楽園ホール大会でBJW認定タッグ王座戦が行われ、王者の関本大介(40)、岡林裕二(39)組が、中之上靖文(35)、浜亮太(42)組を下し、初防衛に成功した。

 圧巻は岡林のパフォーマンス。26日にDDTのKO―D無差別級王者・竹下幸之介に挑戦、この日の防衛戦、さらに来年1月2日の後楽園ホール大会でBJW認定世界ストロングヘビー級王者・野村卓矢に挑戦と、過酷な王座3連戦に身を置く中、躍動感を示した。

 序盤から浜に気迫のボディーアタック、逆水平チョップの連打。中之上にはボディーへのエルボーを被弾しながら強烈な逆水平で会場をどよめかせた。そして中之上の体を高々と持ち上げるブレーンバスターで怪力を発揮。浜のヒップアタックで悶絶する場面もあったが、最後は中之上をゴーレムスプラッシュで仕留めた。試合後は「防衛できてよかった。来年も誰でもどんどん来いよという感じ」と充実感を口にした。

 2022年は、早々にシングルの王座戦を迎えるが「気持ちも大事。それだけ野村卓矢はすごい選手。体調面、精神面を全部、最高潮に持っていかないと絶対勝てない相手。だから今日は勝ててよかった。気持ちの面ではずみがついた」と王座3連戦のラスト決戦に照準を合わせていた。