全日本プロレス「50周年記念大会」(18日、東京・日本武道館)で、期待のルーキー・安齊勇馬(23)が鮮烈デビューを飾った。
群馬・安中市出身で故ジャンボ鶴田さん、諏訪魔に続く中大レスリング部出身者。188センチ、105キロの体からヘビー級での活躍が期待される逸材は、新日本プロレスのミスターこと永田裕志(54)とデビュー戦で対戦。黒のショートタイツで堂々とリングに立った安齊は「ウォー!」と雄たけびを上げて気合を入れ、ミスターに向かっていった。
序盤からデビュー30周年のベテランにおくすることなく、ヘッドロックからストンピング5連発を見舞う。
永田のアームブリーカーから腕固めで捕らえられるも、白目に移行する前にロープブレーク。すぐさまカウンターのドロップキックで追撃を許さない。
ハイライトは5分過ぎだ。エクスプロイダーをこらえると、長身を生かしたダブルアームスープレックスを決め、見せ場をつくった。さらにミサイルキックで会場を沸かせる。
その後も気迫満点の逆エビ固め、エルボーで攻撃の手を緩めなかったが、ミスターの牙城は崩せなかった。延髄斬りからエクスプロイダーをくらい、最後はナガタロックⅡで敗れた。
安齊は「やってきたことを出し切れたのですが、まだまだ遠く及びませんでした。もっともっと練習して、全日本プロレスのトップに立てるような選手になれるように頑張ります」と語った。
今後については「自分がプロレスを見てかっこいい、こんな姿になりたいと思ったように、自分の姿を見てそう思ってくれる選手になりたい」と目標を掲げた。
一方、胸を貸した永田は「しゃにむにきましたね。一番大事なこと。とにかく必死で、プロレスに対する思いは伝わりましたよ。あの188センチの身長でこれから10キロ、20キロと体重を増やして成長すれば、全日本プロレスの柱になる人材」と称賛した。
特に人間風車について「あれは強烈だった」としつつ「これから大変ですよ。そういう目で全国の全日本ファンの皆さまは見てくるわけですから。どんどん苦しんで、アラを出してほしい。そうすればすごい人材になると思いますよ」とエールを送った。












