早くも暴走気配だ。全日本プロレスの諏訪魔(45)が、女子プロレス界の盟主「スターダム」に宣戦布告した。

 広告代理店「ステータス」社が23日に女子プロレス運営会社「Evolution(エボリューション)」の設立を発表し、女子プロレスラー育成プロジェクトが本格スタート。諏訪魔と石川修司がプロデューサーに就任し、練習生の募集を開始した。

 全日本とも業務提携を結び、早ければ同団体の50周年記念大会となる9月18日東京・日本武道館大会でのデビューを目指す。諏訪魔は「どこに出ても恥ずかしくない女子選手を育てたい。売りは全日本っぽい技術がある選手になる」と意気込みを語った。

 将来的には女子プロ団体として興行開催を目指す方針だが、デビュー後は各団体に派遣する形となる。諏訪魔は「女子はスターダムの1強時代だからね。そこに風穴を開けたい。どこか脅かす存在がなきゃ面白くないだろ?」とニヤリ。まだ練習生すら確保してない状況にもかかわらず、とにかく強気だ。

「朱里選手、ジュリア選手、そして林下詩美選手に対抗できる選手を俺がつくり上げるから。エボリューションが乗り込んでやるぞ、オイ!」と暴走ぎみに挑戦状を叩きつけた。

 スターダムにはディアナなど他団体のほか、プロミネンスをはじめとするユニットも続々と参戦している。果たして業界盟主に対抗できる選手が本当に誕生するのか。