全日本プロレスの春の祭典「チャンピオン・カーニバル(CC)」で準優勝に終わったジェイク・リー(33)が、3冠ヘビー級王座返り咲きへ闘志をみなぎらせた。

 CCにAブロックで出場したジェイクは4勝1敗(勝ち点8)で優勝決定戦に進出。しかしそこで青柳優馬に敗れ、惜しくも連覇を逃した。ジェイクは試合を「正直、不思議な感覚だった…。(青柳とは)再デビューする前から道場で一緒に練習して秋山(準)さんとかからシゴかれていたから。それが後楽園のメインでやっているのが…」と振り返る。そんな感慨深い試合を終えて「負けたけど『メチャクチャ悔しい!』っていうよりは開き直って『さあ、次はどうする?』ってすぐに切り替わった感じかな」と前を向いた。

 CC前には4月16日に東京・後楽園ホールが60周年を記念して開催した「還暦祭」に出場し、対戦相手の棚橋弘至(45)から新日本マット参戦を提案された。そこから一気にCCを駆け抜けた感覚だと明かし「今、ようやく還暦祭の映像とかもしっかり見直したところなので。いろんな〝点〟が生まれたからこれをどうやって線にしていくか考えているところだ」と思案顔で話す。なお、CCを制した直後の青柳から「俺と一緒に全日本を盛り上げようぜ」とまさかの〝共闘呼びかけ〟ともとれる言葉を投げかけられたことには「それぞれの場所で戦って盛り上げようという意味だと受け取ってるよ。今の時点ではね。向こうは向こうでいろいろ考えていることもあるだろうし」。王道きっての腹黒男からの言葉だけに慎重に様子をうかがっている様子だった。

 今後については「ここから自分でも納得いく形で、モチベーションの高い状態をつくって3冠を取りに行く」。14、15日と2デイズで行われる北海道・ホテルエミシア札幌大会では初日に大森隆男、2日目にヨシタツと対戦するが「このタイミングで、元3冠王者の大森と、〝自分自身がどうあるべきか〟を常に模索して発信したり他団体にも積極的に出るヨシタツと戦うことで得るものがあると思う」と足掛かりにするとした。

 黒きユニット「トータルイクリプス」を率いる総大将ジェイク。ここからどんな道を描くか。