デビューまであと半年 全日本プロレス初の女子レスラー育成プロジェクトに新たな動き

2022年03月27日 07時00分

藤本つかさ(左)と諏訪魔(右)の舌戦を止めに入る石川修司。紆余曲折で始動したエボ女の行き先は…(2020年12月=東スポWeb)
藤本つかさ(左)と諏訪魔(右)の舌戦を止めに入る石川修司。紆余曲折で始動したエボ女の行き先は…(2020年12月=東スポWeb)

【取材の裏側 現場ノート】女子プロレス界で注目のルーキーが相次いでデビューを果たした。スターダムから11日にデビューした天咲光由と、19日の東京女子プロレス両国国技館大会でベールを脱いだ長野じゅりあだ。

 2人とも前評判にたがわぬ活躍ぶりで、多くのメディアに取り上げられたところを見ても、今後が楽しみな逸材と言っていいだろう。

 では、本題に入るが…あちらの新人はどうなのか。全日本プロレス初の女子プロレスラー育成プロジェクト「エボリューションガールズ(エボジョ)」だ。前回のコラムで近況を書いたところ、なぜか業界内の一部から予想以上の反響をいただいた。

 改めてエボジョを説明すると、2020年秋に諏訪魔と石川修司が立ち上げたプロジェクトで、2人が育てた女子選手を団体の旗揚げ50周年大会となる9月18日の東京・日本武道館大会でデビューさせるというもの。

 ところが昨秋に練習生が辞めてしまい、プロジェクトは振り出しに戻ってしまった。しかも、先日はエボジョのアドバイザーを務めるアイスリボンの藤本つかさが、5月4日を最後に無期限休業に入ると発表。エボジョのデビュー戦で相手を務める予定だった。

 練習生不在でデビュー戦の相手も不在…今度こそプロジェクトも中止か? 立ち上げから追ってきた唯一の存在である記者も半ばあきらめモードで石川に聞いてみると「ハハハッ。大丈夫ですよ。今は選手の受け皿として、待遇面などを含めて整えている最中です」と返答がきた。

 詳しく聞くと、プロジェクト自体にスポンサーがつく方向で話が進んでいるという。実質、まだ何もスタートできていないが、企画の趣旨に賛同してくれたそうだ。しかも藤本からは「スタッフとして自分ができることはやらせていただくので、石川さんにお任せします」と連絡がきたことを明かした。

 気になる練習生については他団体の元練習生と協議に入っている他、近日中に他候補の人選に入る予定とのこと。石川は「藤本さんから、サポートしてくれると言っていただけたのでお力を借りたい。必ずエボジョは形にしますから、安心してください」と胸を張った。

 やたら自信満々なのが気になるが、とにかく今はその言葉を信じるしかなさそうだ。ちなみに記者は決してエボ女子の広報でも何でもないのだが、やたら他団体の選手、スタッフから「エボジョはどうなりました?」と聞かれるのは事実。引き続き動きを追いたいと思う。

(プロレス担当・小坂健一郎)

関連タグ: