全日本プロレスの〝暴走専務〟こと諏訪魔(45)が怒りの通告だ。

 世界タッグ王座を保持する芦野祥太郎との「暴走スープレックス」は、V3戦(23日、東京・後楽園ホール)で土肥こうじ&羆嵐を迎え撃つ。

 諏訪魔は「唯一の光だったジェイク(リー)がいない今、お前らはただの闇だ。ジェイクがいなきゃ、話題にもならねえじゃねえか。さっさとトータル・イクリプス(TE)なんかやめちまえ!」と吐き捨てた。

 挑戦者の2人は昨年2月、ジェイクが立ち上げた暗黒ユニットに加入。ジェイクの「チャンピオン・カーニバル」初制覇&3冠ヘビー級王座初戴冠もありTEは注目を集めたものの、そのジェイクが昨年末に負傷離脱。日に日にユニットの存在感が薄れている。

 特に諏訪魔が許せないのが、ジェイク不在の間にTEを操るTAJIRIの存在だという。世界タッグの前哨戦となった5日大阪大会では、諏訪魔VS羆嵐の試合中にTE軍のセコンドが介入。ラリアートで失神した暴走男は、羆嵐に屈辱の3カウントを奪われた。

 諏訪魔は「お前ら、まともに戦えば強いんだから、乱入とか変な小細工してんじゃねえよ。どうせTAJIRIの指示だろ?」と指摘した上で「とにかくTAJIRIからは離れた方がいい。世界タッグ戦で、お前らの目を覚ましてやる」と予告した。

 強気の発言が続いた一方で、暴走男の体に異変が起きている。「首の調子が悪くてさ、バックドロップをやると痛みが出る。電気が走る感じかな」。わずかな不安を残したままV3戦に臨む。