〝炎の飛龍〟こと藤波辰爾(68)は8日、都内で会見し自身の50周年記念ツアー最終戦「DRAGON EXPO 1971」(12月1日、東京・国立代々木)で新日本プロレスの棚橋弘至とシングルで対戦することを発表した。
2人の対戦の機運が高まったのは藤波率いる「ドラディション」5月の後楽園大会だ。新型コロナウイルス感染から回復したばかりの藤波に代わり、棚橋がメインの6人タッグ戦に出場。その試合後に藤波が棚橋にシングル激突のオファーを送った。ドラゴン殺法を直伝した弟子への〝ラブコール〟がかない、藤波は「記念ツアーで(リングに)上がる時は、ずっと、タッグや6人タッグだったが、1回はシングルをやりたかった。その中で新日本の入門当時から見てきた棚橋君。自分が新日本を離れてからも、目まぐるしい成長でトップを走っている。今の新日のトップの選手と当たったらどうなるか、自分の中でシングルを試してみたい気持ちから。こういう形でこの場に座ってくれたことに感謝したい」とした。
対する棚橋からは「心の底から光栄に思います。こうして藤波さんとシングルができるのは本当に貴重で、僕の人生の財産になるんじゃないか。しっかりコンディションを上げて腹筋バキバキにして、藤波さんが棚橋の体にジェラシーを抱くようにしたい。60分フルタイムドローのつもりで全力で戦います」と言葉を送られた。
藤波の〝60分フルタイムドロー〟と言えば1988年8月8日に横浜文化体育館でIWGPヘビー級王者としてアントニオ猪木を迎えた試合が語り継がれている。これを即座に思い出した藤波は「横浜で猪木さんにいどんだ時の気持ちですよね。8・8の心境でリングに立ちたいと思います。覚悟だけは持って臨みたいと思います」と力を込めた。02年10月6日の無我後楽園大会以来、20年ぶりにシングルで相対する2人はいかなる戦いを繰り広げるか――。












